立憲民主党 泉代表
「核共有は許されない」

ウクライナ情勢を踏まえた今後の安全保障政策をめぐり、アメリカの核兵器を同盟国で共有する「核共有」を日本でも議論すべきだという意見が出ていることについて、立憲民主党の泉代表は5日、「許されない」と述べ、非核三原則を堅持すべきだという考えを強調しました。

立憲民主党の泉代表は5日、松山市を訪れ、ウクライナの人道支援のための募金活動を行い街頭演説しました。

この中で泉氏は、アメリカの核兵器を同盟国で共有する「核共有」を日本でも議論すべきだという意見が出ていることについて「ウクライナ危機に合わせて議論することは絶対に許されず、明確に間違いだ。『核兵器があれば攻められることがない』というのは幻想だ」と批判しました。

そのうえで「立憲民主党は非核三原則を守る平和のための政党であり、日本が危険な道に進まないために力を尽くす」と述べました。

一方、街頭演説のあと泉氏は記者団に対し、原油価格の高騰対策をめぐり、自民・公明両党と協議を進めていくことなった国民民主党について「与党の一角という印象だ。野党ではないことが明確になりつつある一方で、与党との約束も果たされるかどうかわからず、立ち位置としては非常に厳しくなっている」と批判しました。