長崎県 大石新知事が初登庁
「可能なものから迅速に前に」

2月20日に投票が行われた長崎県知事選挙で初当選し、2日、新しい知事に就任した大石賢吾氏が県庁に初めて登庁し、「諸課題が山積しているので可能なものから迅速に前に進めていけるよう、県庁職員一丸となって頑張っていきたい」と意気込みを語りました。

任期満了に伴って先月20日に投票が行われた長崎県知事選挙で、初当選を果たした大石賢吾氏は、2日午前10時、職員らおよそ500人が拍手で出迎える中、新しい知事として県庁に初登庁しました。

知事室に入っていすに座った大石新知事は、記者団に対して、「これから一緒に働くみなさんにお出迎えいただき、身が引き締まる思いだ」と述べました。

そのうえで、「『いよいよだな』と思っている。選挙期間中も議論してきたとおり、長崎は諸課題が山積している。それぞれの問題や状況をまず把握したうえで、可能なものから迅速に前に進めていけるよう、県庁職員一丸となって頑張っていきたい」と意気込みを語りました。

大石新知事は39歳。現職の知事では、全国で最年少となります。任期は2日から4年間です。

現職の知事では全国で最年少となる大石賢吾氏が新しい知事に就任したことについて、長崎市内ではその若さや子育て世代に寄り添った政策に期待する声が聞かれました。

10代の大学生の女性は、「若い人にも目を向けて、人口の流出を防げるような楽しい政策があると長崎の魅力が高まると思います」と話していました。

70代の男性は「いちばん若い知事なので、実行力に期待しています。新型コロナで飲食店や観光業が大変な中、より具体的な対策を実行できるのではないかと思います」と話していました。

赤ちゃんを連れた30代の女性は、「水道代などの生活費を軽減させて少しでも子どものためにお金が使えるようにしてもらいたいです。子どもたちが長崎に生まれてきてよかったと思えるような県政を運営してほしいです」と話していました。