菅前首相 政策実現のため
勉強会の立ち上げ検討

自民党の菅前総理大臣はみずからの政権で掲げた政策を実現するための勉強会の立ち上げを検討していて菅氏に近い議員などからは、新たな議員グループの結集や将来の派閥化に期待する声も出ています。

自民党の菅前総理大臣は総理大臣退任後も、地方選挙の応援やメディアへの出演などの活動を活発に行っているほか、みずからの政権で掲げた、カーボンニュートラルや少子化対策などの政策の実現に向けて、勉強会を立ち上げたいという考えを示しています。

菅氏をめぐって自民党内では、1日100万回の目標を掲げ、新型コロナワクチンの接種を推進した実績や、夏の参議院選挙に向けて公明党との選挙協力をめぐる調整が難航する中、公明党とその支持団体との人脈を持つ菅氏の手腕を評価する意見があります。

このため、菅氏に近い議員や、菅政権を支えた二階派や森山派の一部からは、政策勉強会の立ち上げが、新たな議員グループの結集や将来の派閥につながることを期待する声も出ています。

菅氏自身は、派閥の結成には否定的な姿勢を示す一方、勉強会を参議院選挙までに立ち上げたいと周囲に伝えていて今後の動向が注目されそうです。