原油価格高騰で施策の効果
検証と追加対策検討指示

原油価格の高騰が続く中、岸田総理大臣は8日の閣僚懇談会で、石油元売り会社への補助金など、これまで行っている施策の効果を検証するとともに、追加の対策も検討するよう松野官房長官に指示しました。

緊迫化しているウクライナ情勢などの影響で原油価格の高騰が続く中、政府は、ガソリンなどの価格上昇を抑えるため、石油元売り会社に、1リットル当たり5円を上限に補助金を出す対策を取っています。

こうした中、岸田総理大臣は8日の閣僚懇談会で、国民生活や経済活動への影響を最小化するため機動的に対応する必要があるとして、松野官房長官に対し、これまで行っている施策の効果を検証するとともに、追加の対策も検討するよう指示しました。

このあと松野官房長官は、記者会見で「一部の産油国の生産停滞、ウクライナ情勢などを受けて、原油価格は上昇傾向にある。岸田総理大臣の指示を踏まえ、機動的対応していきたい」と述べ、関係閣僚会合を近く開き、具体的な対策を検討する考えを示しました。