政府調達の布マスク配布希望
約2億8000万枚超

新型コロナ対策として政府が調達した布マスクをめぐり松野官房長官は、8000万枚余りの在庫に対し個人や自治体などからの配布希望の申請が、推計でおよそ2億8000万枚以上となったことを明らかにしました。

新型コロナウイルス対策として政府はおととし、およそ2億8700万枚の布マスクを調達しましたが、去年11月末時点で8000万枚余りが在庫として残り保管費用がかさんでいることから、先に岸田総理大臣が希望者に配布し、有効活用を図ったうえで年度内をめどに廃棄する方針を示しました。

これについて松野官房長官は31日午前の記者会見で「個人 団体や自治体などからの配布希望の申し出を先月24日から先週28日まで受け付けた。現時点でサンプル調査に基づいて推計すると、およそ2億8000万枚以上となる見込みだ」と述べました。

そのうえで「今後1か月ほどかけて、配布枚数などを精査していくこととしており、現時点で、配布のしかたや配送費用などを示すのは困難だ」と述べました。