大阪 吉村知事
濃厚接触者の待機期間短縮を

新型コロナの感染拡大が続く中、大阪府の吉村知事は、28日全国知事会の会合に出席し、オミクロン株の特性に合わせた基本的対処方針の見直しや濃厚接触者の待機期間の短縮、また、検査キットの確保などを国に求めるべきだという考えを示しました。

オンラインで開かれた全国知事会の会合で、吉村知事は、新型コロナへの対応をめぐって、国に4点の要望事項があると述べました。

このうち、国の基本的対処方針について、オミクロン株の感染力は極めて強く、飲食店の時短営業に重点を置いた内容では十分ではないとして、見直しを求めました。

また、10日間となっている濃厚接触者の待機期間について「発症しない人は多くいて、発症する人でも80%以上が5日以内に発症するとされている。医療機関や社会の機能を維持していくためにも期間を短縮すべきで、私は5日間だと言っている」と述べました。

このほか、各地で不足している検査キットの確保を求めるとともに、モデルナのワクチンによる3回目接種の予約が埋まらないとして、効果があることを国に発信してほしいと訴えました。