自民 石破派 所属議員減少
派閥からグループへ移行

自民党石破派は、先の衆議院選挙で所属議員が減ったことなどを受け、派閥としての維持が難しくなったとして、他の派閥との掛け持ちを認める議員グループへの移行を決めました。

自民党の石破元幹事長は、2日午後に開かれた石破派の臨時総会のあと、記者会見し、今後の派閥の運営について「私が一任をもらい所属議員と意見交換を重ねた結果、組織形態を派閥からグループに改める。今後は、他の派閥などとの掛け持ちも可能とする」と述べ、議員グループに移行することを決めたと明らかにしました。

そのうえで、石破氏は「今後は政策を考えることに集中し、皇室の在り方や憲法、外交 安全保障などの課題で、さらに研さんを積み、答えを出したい」と述べました。

石破派は、6年前に当時の安倍総理大臣の後継を目指す石破氏を中心に結成されましたが、去年の総裁選挙で石破氏が敗れたあと、所属議員の脱退が相次いだほか、先の衆議院選挙でも引退や落選によって所属議員が選挙前の15人から12人に減っていました。

石破派がグループに移行することに伴って、自民党内の派閥は1つ減って、6つになります。