自由で開かれたインド太平洋
実現へ 日英外相が電話会談

林外務大臣は、イギリスのトラス外相と就任後初めて電話で会談し「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向け、両国の協力を具体的に進めていくこと確認しました。また中国を念頭に、東シナ海などでの力による一方的な現状変更の試みに強く反対することで一致しました。

電話会談はおよそ30分間行われ「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けた対応などをめぐって意見を交わしました。

そして、安全保障分野をはじめとする両国の協力関係を具体的に進めていくことを確認しました。

また中国を念頭に、東シナ海や南シナ海での力による一方的な現状変更の試みに強く反対することで一致しました。

さらに林大臣が、国連の気候変動対策の会議「COP26」の交渉の成果を踏まえ、脱炭素社会の実現に向けて国際社会を主導していく考えを示し、両外相は引き続き協力していくことでも一致しました。

一方、林大臣は、東京電力福島第一原子力発電所の事故のあと継続されている日本産食品の輸入規制の早期撤廃を求めました。

また電話会談では、イギリスのTPP=環太平洋パートナーシップ協定の加盟手続きなどをめぐっても意見が交わされました。