自民党石破派 派閥の在り方
掛け持ち含め近く結論

自民党の石破派は、先の衆議院選挙で所属議員が減ったことなどを受けて、ほかの派閥との掛け持ちを認めて緩やかなグループに改めることも含め、派閥の在り方について、近く結論を出したいとしています。

自民党の石破派は石破元幹事長を中心に6年前に結成されましたが、去年の総裁選挙での敗北を受けて石破氏が会長を辞任したのをきっかけに所属議員の脱退が相次ぎ、先の衆議院選挙でも引退や落選によって所属議員が選挙前の15人から12人に減りました。

これを受けて石破氏が所属議員から個別に聞き取りを行ったところ、ことし9月の総裁選挙で石破氏が立候補を見送ったことも踏まえ「石破氏を総裁にするために結成した派閥である以上、存続は難しいのではないか」などと、現状のまま活動を続けるのは困難だという意見も出たということです。

また、派閥を離れる意向を示す議員がいる一方、石破氏と政治活動をともにしたいという議員もいたということです。

このため、石破派はほかの派閥との掛け持ちを認めて緩やかなグループに改めることも含め、派閥の在り方について近く結論を出したいとしています。