全国最多7期目 石川県
谷本知事今期かぎりで退任へ

全国の知事の中で最多の7期目を務めている石川県の谷本正憲知事が17日、記者会見で「来年春の知事選挙には立候補しない」と述べ、今期かぎりで退任する考えを明らかにしました。

この中で谷本知事は、来年3月の任期満了に伴う県知事選挙について「熟慮してきたが、来年の春の知事選挙には立候補せず退任することを決めた」と述べ、今期かぎりで退任する考えを明らかにしました。

谷本知事は76歳。

旧自治省の課長や石川県の副知事などを経て、平成6年の石川県知事選挙で初当選し、現在、全国の現職の知事の中で最多の7期目を務めています。

記者会見で、谷本知事は27年余りの県政運営について、空港や文化施設の整備など一定の方向性を示すことができたと振り返ったうえで、後任の知事については「私が後継者を指名するのは県民に対して失礼だ」と述べ、具体的な言及を避けました。

来年春の石川県知事選挙をめぐっては、これまでに、前の衆議院議員で元文部科学大臣の馳浩氏が立候補する意向を示しています。