長官「辺野古移設が解決策」
玉城知事 工事中断求める

松野官房長官は、就任後、初めて沖縄県を訪れ、アメリカ軍普天間基地の周辺住民と意見を交わしたあと、玉城知事と会談しました。この中で、玉城知事が普天間基地の名護市辺野古への移設工事の中断を求めたのに対し、松野官房長官は「辺野古への移設が唯一の解決策だ」と述べ、理解を求めました。

沖縄基地負担軽減担当大臣を兼務する松野官房長官は、11月6日、就任後、初めて沖縄県を訪れ、アメリカ軍普天間基地のある宜野湾市や、移設先の名護市の市長らとそれぞれ会談したほか、基地の周辺住民と車座で意見を交わしました。

住民からは「夜間飛行が多く、寝ついた子どもも飛び起きるぐらいのごう音が聞こえる」などという意見が出され、松野官房長官は、地元の意見を聴きながら、政府の施策を検討する考えを示しました。

このあと、松野官房長官は、沖縄県庁で玉城知事と会談しました。

この中で、玉城知事は、普天間基地の名護市辺野古への移設について「多くの県民から反対の意思が示されている。移設工事は、危険性の除去にはつながらない」と述べ、直ちに工事を中断すべきだと訴えました。

これに対し、松野官房長官は「日米同盟の抑止力の維持と危険性の除去を考えた時、辺野古への移設が唯一の解決策だ」と述べ、理解を求めました。

また、玉城知事は、軽石が大量に漂着している問題について、軽石の撤去や処理にかかる財政支援などを要請し、松野官房長官は「関係自治体と連携し、要望を聴きながら万全の対応をとっていきたい」と述べました。

このあと松野官房長官は記者団に対し「さまざまな機会を捉え、丁寧な説明や対話による信頼を地元と築きながら、アメリカ側とは粘り強く協議を重ね、基地負担の軽減を実現するため全力を尽くしていきたい」と強調しました。