大型書店に期日前投票所
投票箱載せた車を巡回

大型書店に期日前投票所 北海道 函館

衆議院選挙の投票を若者など幅広い世代に促そうと、25日から北海道函館市の大型書店に期日前投票所が初めて設けられ、買い物などに訪れた有権者が投票しています。

期日前投票所が設置されたのは、函館市石川町にある大型の書店です。

投票所は売り場の一角にあるイベントスペースに25日午前9時から設けられ、店を訪れた買い物客などが次々と1票を投じていました。

会場では新型コロナウイルスの感染防止対策として記載台の間隔を空けているほか、記入する際の鉛筆は有権者が持参したものも使用できるようになっています。

市の選挙管理委員会はこのほか、市内の高校や大学、それに短大と専門学校に期日前投票を促すチラシを配るなどして若者の投票を呼びかけています。

函館市選挙管理委員会の佐藤ひろみ事務局長は「若い方の利用が多い施設なので、若年層への啓発という点で期待しています。若い方や家族連れの方に買い物のついでに気軽に投票してほしいです」と話していました。

投票箱載せた車を巡回 北海道 石狩

今回の衆議院選挙で北海道石狩市は、人口減少が進む地域の住民の投票機会を確保するため、25日から投票箱を載せた車を巡回させる移動式の期日前投票所の運営を始めました。

石狩市は人口減少や高齢化が進んでいる2つの地区で、投票所の運営に当たる要員の確保が難しくなっていることから、投票日当日の投票所を6か所減らします。

市は、これらの地区の住民が投票する機会を確保しようと、25日から4日間、移動式の期日前投票所を設けることにしました。

投票箱を載せた車が、市内の合わせて10か所を巡回することにしていて、25日の午前中は、最初の巡回先となった集会所の前で、近くに住む15人ほどが車内で投票をしていました。

投票した60代の女性は「近くに巡回に来たので、初めて期日前投票をした。便利なので今後も続けてほしい」と話していました。

道選挙管理委員会によりますと、北海道内で移動式の期日前投票所が設けられたのは初めてだということです。

若者の投票率を上げようと 大学に期日前投票所

若者の投票率を上げようと、衆議院選挙の期日前投票所が青森市内の大学に設置されました。

期日前投票所が設けられたのは、青森市の青森中央学院大学の構内です。

投票率が低い傾向にある若者たちに積極的に投票してもらおうと、25日、青森市選挙管理委員会が設置しました。

初日から学生や教員などが訪れ、必要書類に記入したあと担当者から投票用紙を受け取り、それぞれ1票を投じていました。

投票を終えた4年の男子学生は「投票に行くことで、少しでも自分が政治に関われるのではないかと思って来ました。いつも通っている大学でできるのはいいことだと思います」と話していました。

市選挙管理委員会の福田剛士主査は「学生に投票しやすい環境を作りたいと思い、設置しました。気軽に足を運んでください」と話していました。