「新しい資本主義実現会議」
初会合10月開催で調整 政府

岸田総理大臣が掲げる「成長と分配の好循環」の実現に向け、政府は、総理大臣のもとに「新しい資本主義実現会議」を設置し、10月中にも初会合を開く方向で調整しており、企業に従業員の賃上げを促すための税制措置などの検討を始める方針です。
経済政策をめぐり、岸田総理大臣は「成長と分配の好循環」の実現に向け、「新しい資本主義実現会議」を立ち上げる考えを示しています。
この「実現会議」について政府は、官房長官のもとで経済成長の具体策を検討してきた「成長戦略会議」に代えて、総理大臣のもとに設置することとし、10月中にも初会合を開く方向で調整しています。
岸田総理大臣は、「成長と分配の好循環」によって個人の所得を増加させ、分厚い中間層を復活させたい考えで、政府は「実現会議」で、企業に従業員の賃上げを促すための税制措置や、処遇の改善の必要性が指摘されている保育や介護などの現場で働く人の所得の向上策などについて検討を始める方針です。