接種後の行動制限緩和
旅行プラン通じ実験へ

ワクチンを接種した人などの行動制限を緩和することについて、赤羽国土交通大臣は会見で、今月中にもさまざまな旅行プランを通じて実証実験を行い、感染対策などのガイドラインに反映させる考えを示しました。

政府は、ワクチンを接種した人や検査で陰性が確認された人を対象に、旅行を含めて行動制限を緩和していく方針です。

これについて赤羽国土交通大臣は、1日の閣議のあとの会見で「10月中の技術実証の実施に向けて検討や準備を進めている。実証実験の対象には、宿泊のみの旅行商品のほか、バスや鉄道、航空機などを組み込んだツアーなど、多様なものを選定したい」と述べ、今月中にもさまざまな旅行プランを対象に実証実験を行う方針を明らかにしました。

実験では、ワクチンの接種済みの証明書などをツアーの開始時や宿泊施設のチェックイン時にどう確認していくかや、感染防止の効果などを検証することにしています。

また、赤羽大臣は「最終的には観光分野における業種別ガイドラインの新たな策定につなげたい」と述べ、実験の結果は、観光関連の業界団体がつくる感染対策のガイドラインに反映させる考えを示しました。