北朝鮮 自民党総裁選に談話
“候補者 敵視政策踏襲”

北朝鮮外務省は、自民党総裁選挙について談話を発表し「立候補した政治家たちは、前任者たちの、われわれに対する敵視政策を踏襲しようとしている」として、けん制しました。

北朝鮮外務省の傘下にある日本研究所は、外務省のホームページを通じて、23日付けで談話を発表しました。

談話では「菅は安倍と共謀して、われわれとの関係を最悪の状態に追い込んだ」として、菅総理大臣の北朝鮮政策を批判しています。

そのうえで、自民党総裁選挙について「立候補した政治家たちは前任者たちの、われわれに対する敵視政策を踏襲しようとしている。誰が権力の座についても、侵略の歴史を美化し、軍事大国化へと突き進むならば、得るものは悲惨な惨敗しかない」とけん制しました。

また、拉致問題については「われわれの努力によって、すでにすべて解決されている」と改めて主張しました。

拉致問題について、菅総理大臣は今月9日の記者会見で「すべての拉致被害者が一日も早く帰ってくることに全力を注ぐのは、政治家として当然のことだと思っている」と述べています。