菅首相 アメリカに到着
クアッド首脳会合へ

クアッドと呼ばれる日本、アメリカ、オーストラリア、インドの4か国による首脳会合に出席するため、菅総理大臣は、アメリカに到着しました。「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けて、基本的価値を共有する4か国の連携の重要性を確認したい考えです。

菅総理大臣は、日本時間の24日午前4時半すぎ政府専用機でアメリカの首都ワシントン郊外の空軍基地に到着しました。

そして、インドのモディ首相と会談を行い、日本時間の25日、対面では初めてとなるクアッド=日本、アメリカ、オーストラリア、インドの4か国による首脳会合に臨みます。

会合で菅総理大臣は、覇権主義的行動を強める中国を念頭に「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けて、自由や民主主義、法の支配など基本的価値を共有する4か国の連携の重要性を確認したい考えです。

そのうえで、途上国へのワクチンの公平な分配を含む新型コロナウイルス対策、高速 大容量の5Gや先端的なバイオ技術などの重要技術、それに気候変動対策などについて、さらに協力を進めていくことで一致したい考えです。
菅総理大臣は滞在中、アメリカのバイデン大統領、オーストラリアのモリソン首相とも個別に会談を行う方向で調整しています。