野外音楽フェス 対策不十分
経産省が補助金取り消し

愛知県常滑市で開かれた野外の音楽フェスティバルで、新型コロナウイルスへの感染防止対策が不十分なまま酒の提供も行われていた問題。

経済産業省は交付を決めていた3000万円の補助金について、誓約を守っていなかったとして取り消す方針を決めました。

先月下旬、愛知県の常滑市で開かれた野外の音楽フェスティバルでは、感染防止対策が徹底されず酒の提供も行われていたとして、愛知県などが主催者に抗議していました。

経済産業省は新型コロナの影響で中止や延期を余儀なくされたイベントを再開するときに補助金を出していて、感染防止策をとることを条件にこのイベントには3000万円の交付を決めていました。

調査を進めたところ、イベントでは観客がマスクを着用せずに大声を出していたことや、密集した状態にあったことが確認されたほか、酒の提供を行っていたことも確認できたということです。

このため、経済産業省は事前の誓約を守っていなかったとして補助金の交付を取り消す方針を決め、7日付けで通知を主催者に送ったということです。

このイベントを巡っては、参加していた10代から20代の男女14人の感染が確認され、新型コロナの感染者の集団=クラスターが発生したことが分かっています。

クラスターが発生

愛知県は7日、常滑市で開かれたイベントに参加していた10代から20代の男女14人の感染が確認され、新型コロナウイルスの感染者の集団=クラスターが発生したと発表しました。

県の関係者によりますとこのイベントは8月29日に開かれた野外の音楽フェスティバル「NAMIMONOGATARI2021」で、県などは感染防止対策を徹底しないまま酒を提供していたなどとして主催者に抗議していました。

このイベントではSNSに投稿された動画に多くの若者が密集してマスクを外したり歓声をあげたりしている様子が映っており、県と名古屋市では参加者を対象に無料でPCR検査を実施していました。

県はこれまでこの検査で2人の感染が確認されたと発表していますが、今回、クラスターと認定した14人の詳しい状況については明らかにしていません。