天皇陛下 東京オリンピック
開会宣言される見通しに

天皇陛下は、今月23日に行われる東京オリンピックの開会式にお一人で出席し、開会を宣言される見通しとなりました。
多くの競技が無観客で行われる今回のオリンピックは、皇室による観戦もすべて見送られる見通しです。

皇室による観戦 すべて見送られる見通し

天皇陛下は、東京オリンピック・パラリンピックの名誉総裁に就任していますが、関係者によりますと、今月23日の夜、東京の国立競技場で行われる東京オリンピックの開会式にお一人で出席し、開会を宣言される見通しとなりました。

開会式は、新型コロナウイルスの感染の再拡大の影響で無観客で行われますが、天皇陛下は各国の選手や大会関係者のほか、海外の要人らとともに式典に臨まれます。

天皇陛下は、また、開会式の前日、皇居・宮殿でバッハ会長などIOC=国際オリンピック委員会の幹部らの表敬訪問を受けるほか、開会式当日には同じく宮殿で外国の元首クラスの要人などから順番にあいさつを受けられるということです。

一方、昭和39年の東京オリンピックなど日本で開かれた過去のオリンピックでは、天皇や皇族が会場に出向いて競技を観戦してきましたが、多くの競技が無観客で行われる今回は、皇室による観戦もすべて見送られる見通しです。