東京で感染再拡大の兆候
対策徹底へ 政府

東京で新型コロナウイルスの感染再拡大の兆候が出ているとして、政府は、自治体と連携しながら、飲食店への営業短縮や酒類の提供制限の要請などの対策を徹底し、感染の急拡大を防ぎたい考えです。

東京都内では、24日、新たに570人の新型コロナウイルスの感染が確認され、2日連続で前の週の同じ曜日から100人以上増加しました。

政府は、全国的には新規の感染者数は減少傾向にあり、医療提供体制も改善しているものの、首都圏では、感染者数が横ばいから増加に転じる動きも見られ、特に東京では感染の再拡大の兆候が出ていると分析しています。

西村経済再生担当大臣は、24日、記者団に対し「病床の状況や医療体制への負荷をよく見ながら、先手先手で対応していくことを考えなければならない」と、警戒感を示しました。

政府は、東京のほか、埼玉、千葉、神奈川の3県に、まん延防止等重点措置を適用していて、自治体と連携しながら、飲食店への午後8時までの営業短縮や酒類の提供制限の要請などの対策を徹底する方針です。

また、感染力の強い変異ウイルスにも最大限の警戒を続け、水際対策を徹底するとともに、検査体制を強化するなどして、感染の急拡大を防ぎたい考えです。