小池知事は過労による静養
トップ不在で五輪開幕迫る

東京オリンピックの開幕まで23日であと1か月となりました。開催都市の東京都は、感染の再拡大を食い止めるととともに、大会に向けた準備を急ピッチで進めることになりますが、小池知事は過度の疲労による静養のため今週は公務を離れることになり、トップが不在のまま、開幕が迫ります。

東京オリンピックの開幕まで23日であと1か月となりました。

開催都市のトップとして、新型コロナウイルス対策の陣頭指揮に当たりながら、大会に向けた準備を進めてきた小池知事は、過度の疲労により静養が必要になったとして22日入院しました。

このため、今週は公務を離れることになり、その間の代理は、多羅尾副知事が務めます。

都内の感染確認は、専門家が急激な感染拡大の可能性を指摘するなか、22日までの3日連続で前の週の同じ曜日を上回っていて、再拡大を食い止められるかが課題です。

大会の準備では、観客の案内を担うボランティアの活動日時を決める必要があるほか、選手の送迎をスムーズに行うための交通渋滞の緩和に向けて都民や事業者への協力の呼びかけも欠かせません。

東京都は急ピッチで準備を進めることになりますが、開催都市のトップが不在のまま、開幕が迫ります。