「医療的ケア児」支援法案
衆院厚生労働委で可決

たんの吸引や人工呼吸器など、医療的なケアが必要な子どもやその家族を支援するため国や自治体に必要な対応を求める法案が、衆議院厚生労働委員会で全会一致で可決されました。

難病や障害で日常的にたんの吸引や人工呼吸器などが必要な「医療的ケア児」は、推計で2万人以上いるとされ、登校する際に保護者の付き添いを求められたり、保育所などで預かってもらえなかったりするケースもあります。

このため「医療的ケア児」やその家族を支援しようと、自民党や立憲民主党などが議員立法の形で共同で提出した法案は、4日の衆議院厚生労働委員会で採決が行われ、全会一致で可決されました。

法案では子どもや家族が住んでいる地域にかかわらず、適切な支援を受けられることを基本理念に位置づけ、国や自治体に支援の責務があると明記し、必要な対応を求めています。

そのうえで、学校や幼稚園、保育所の設置者に対し、保護者の付き添いがなくても、たんの吸引などのケアができる看護師や保育士などを配置することや、家族からの相談に応じるための支援センターを各都道府県に設置することなどを求めています。

法案は来週の衆議院本会議でも可決されて、参議院に送られ、今の国会で成立する見通しです。