横芝光町 中米 ベリーズの
五輪事前合宿 受入中止

東京オリンピックに向けた中米のベリーズの事前合宿地となっていた千葉県横芝光町は、日本で新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、選手の安全を確保できないとして受け入れを中止することを決めました。

千葉県北東部の横芝光町は、東京オリンピックに向けたベリーズの選手団の事前合宿を受け入れ、選手団10人程度に宿泊場所や練習場を提供することにしていました。

しかし、町によりますと、日本で新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、町の医療提供体制などを踏まえると、選手の安全を確保することができないとしてベリーズ側と協議のうえ、先月28日、受け入れを中止することを決めたということです。

これを受けて、選手団は事前合宿は行わず、日本に入国後、そのまま都内の選手村に入る見通しだということです。

また、大会後に予定していた選手と町民との交流行事についても中止することになりました。

これまで横芝光町は、ベリーズのホストタウンとして打楽器の楽団を現地から招いて演奏会を開いたり、感染拡大後はマスクを送ったりして交流を深めていました。

今回の判断について、横芝光町は「これまで町をあげて応援してきたので非常に残念だが、選手たちとオンラインで交流できないか検討したい」と話しています。