大阪府職員と教職員745人
飲食 府の要請に反する形で

大阪府が、新型コロナウイルスの感染防止のため府民に協力を求める中、府の職員と教職員、合わせて745人が、府の要請に反する形で飲食を行っていたことがわかりました。
吉村知事は府民に謝罪したうえで、厳正に対処する考えを示しました。

大阪府は、2回目の緊急事態宣言が解除された先月1日以降、4人以下でのマスク会食の実施や飲食店への時短要請を行ってきましたが、そのさなかに、府の職員が多人数で会食を開き、参加者が新型コロナに感染したことが確認されたため、府は、すべての職員を対象に調査を実施しました。

その結果、先月1日から今月6日までの期間に管理職28人を含む、合わせて332人の職員が、5人以上での会食を行ったり、時短要請の上限時間を超えて飲食をしたりしていたことがわかりました。

部局別では、都市整備部が102人で、財務部が76人、環境農林部が46人などとなっています。

また、府の教育庁も、府立学校の教職員およそ1万4000人に対し、同様の調査を行った結果、合わせて413人が、要請に反する形での飲食を行っていたということです。

吉村知事は記者団に対し「府民に感染対策の徹底をお願いする側の府の職員が、ルールに違反していたことを深くおわびしたい。許されない行為であり厳正に対処する」と述べました。