参院長野選挙区補選
立民の羽田次郎氏が初当選

与野党対決の構図となった参議院長野選挙区の補欠選挙は立憲民主党の羽田次郎氏が、自民党の候補者を抑えて初めての当選を果たしました。

参議院長野選挙区の補欠選挙は開票が終了しました。

▼羽田次郎、立憲民主・新。当選。41万5781票。
▼小松裕、自民・新。32万5826票。
▼神谷幸太郎、NHK受信料を支払わない方法を教える党・新。1万7559票。

参議院長野選挙区は、立憲民主党の新人で、共産党、国民民主党、社民党が推薦する羽田次郎氏が自民党の新人で、公明党の推薦を受けた小松氏を抑えて初めての当選を果たしました。

羽田氏は51歳。
父親の羽田孜 元総理大臣の秘書を経て現在はコンサルティング会社の役員です。

羽田雄一郎 元国土交通大臣が新型コロナウイルスに感染して亡くなったことに伴う今回の補欠選挙で、議席を維持したい立憲民主党は、弟の次郎氏を擁立しました。
そして、県内での高い知名度を背景に、ほかの野党の支援も受けて、選挙戦を展開しました。

その結果、立憲民主党に加え、支援を受けた野党各党の支持層を固めたほか、無党派層からも幅広く支持を集め初めての当選を果たしました。

羽田次郎氏は、「兄が残した4年あまりの任期を受け継ぐことが決まった。新型コロナウイルスの影響でどうやって生活しようかと心を悩ませている方が多くいるので、1日も早くコロナを収束させなければならない。経済を1日も早く再生させ、この国難を乗り越えるために政府と国会は一丸となって取り組まなければならない。また、子どもたちの目線で政策を立案し何よりも平和な国を残していくという兄の思いを実現していく」と話していました。
長野県選挙管理委員会によりますと、今回の参議院長野選挙区の補欠選挙の投票率は44.40%で、おととしの参議院選挙を9.89ポイント下回りました。

昭和23年の補欠選挙の44.87%を下回り、参議院選挙としては過去最低となりました。