東京 先月の人口 8か月
連続で「転出超過」

東京都の先月の人口の動きは、新型コロナウイルスの影響で8か月連続で転出が転入を上回る「転出超過」となりました。

総務省によりますと先月の東京都の人口の動きは、転入が2万8102人だった一方、転出が2万9940人で、転出が転入を1838人上回る「転出超過」となりました。

東京都では新型コロナウイルスの影響で、去年7月から「転出超過」が続いていて、これで8か月連続となりました。

転出先で最も多かったのは神奈川県の7588人で、次いで埼玉県の6351人、千葉県の4596人などとなっています。

3県のうち神奈川と埼玉は先月も「転入超過」となっていて、東京圏に人口が集中する状況は変わっていません。

東京都では3月は入学などで年間でもっとも「転入超過」の数が多く、去年までの5年間は、毎年およそ4万人の「転入超過」となっています。

総務省は「3月も東京から近隣の県に移動する傾向が続くか注視している」と話しています。