厚労省 1月の時間外労働
80時間以上が約400人
厚生労働省は、ことし1月に「過労死ライン」の目安とされる月80時間以上の時間外労働をした職員が、およそ400人にのぼったと明らかにしました。
これは、12日開かれた衆議院厚生労働委員会で、厚生労働省の山田総括審議官が明らかにしたものです。
それによりますと、厚生労働省の職員で、ことし1月に「過労死ライン」の目安とされる月80時間以上の時間外労働をした職員は、398人でした。
具体的には、月の時間外労働が「80時間以上、100時間未満」だったのは221人、「100時間以上150時間未満」だったのは149人、「150時間以上」は28人でした。
最も長時間だった職員は、時間外労働が226時間にのぼったということです。
国家公務員の長時間労働をめぐっては、内閣官房の「新型コロナウイルス感染症対策推進室」の職員が、ことし1月に、正規の勤務時間以外に在庁していた時間は、平均およそ124時間にのぼり、最も長い職員は391時間だったことが明らかになっています。