“日米首脳会談 早ければ
来月にも” アクシオス報道

アメリカのニュースサイトは、バイデン大統領が菅総理大臣を早ければ来月にもホワイトハウスに招き、首脳会談を行うことを計画していると報じました。実現すれば、バイデン大統領が就任後初めて対面形式で行う首脳会談になるとしていますが、ホワイトハウスは「いかなる会談も決まっていない」としています。

アメリカのニュースサイト「アクシオス」は7日、関係者の話として、バイデン大統領が菅総理大臣を早ければ来月にもホワイトハウスに招き、首脳会談を行うことを計画していると報じました。

記事は、バイデン大統領が就任後初めて対面形式で行う外国首脳との会談になるとしていますが、新型コロナウイルスの感染の状況によっては開催が春の後半にずれ込む可能性もあるとしています。

報道を受けてホワイトハウスの報道担当者はNHKに対し「バイデン大統領は今後、菅総理大臣と会うのを楽しみにしているが、いかなる会談も決まっていない」とコメントしました。

バイデン大統領は就任後、菅総理大臣など各国の首脳と電話で会談したほか、カナダのトルドー首相、メキシコのロペスオブラドール大統領とはオンライン形式で会談しました。

ただ、新型コロナウイルスの感染状況などを踏まえて対面形式での首脳会談はこれまで行っておらず、ホワイトハウスのサキ報道官は先月の会見で、ホワイトハウスに外国の首脳を招いて会談するのは数か月先になるという見通しを示しています。

官房長官 「可能なかぎり早い時期で調整」

菅総理大臣のアメリカ訪問と日米首脳会談について、加藤官房長官は午前の記者会見で「新型コロナウイルスの感染状況を見つつ、可能なかぎり早い時期で調整していきたいと考えている。先の日米首脳電話会談でも、その点は確認されている」と述べました。一方で「しかしながら、現時点では、具体的な日程など、何ら決まっているものではない」と述べました。