選択的夫婦別姓 議論再開へ
作業チーム設ける 自民

選択的夫婦別姓をめぐり、自民党は、党内で賛否が分かれる中、賛成派の議員を中心に議論の再開を求める意見が強まっていることを踏まえ、新たに石原・元幹事長をトップとする作業チームを設け、論点整理などを進めることになりました。

夫婦が希望すれば結婚前の姓を名乗れる選択的夫婦別姓をめぐり、自民党内では賛否が分かれていて、去年の末に閣議決定された「男女共同参画基本計画」の取りまとめにあたっては、当初の案にあった「必要な対応を進める」という文言が「さらなる検討を進める」という表現に修正されました。

その後、自民党では議論が行われていませんでしたが、賛成派の議員を中心に議論の再開を求める意見が強まっていることを踏まえ、新たに石原伸晃・元幹事長をトップとする作業チームを設けることになりました。作業チームは、来週にも初会合を行う方向で調整を進めています。

ただ、有志の国会議員がことし1月に選択的夫婦別姓の導入に慎重な対応を求める文書を地方議員に送るなど、党内には反対論も根強くあるため、作業チームは当面、専門家へのヒアリングを通して論点整理などを進めることにしています。