相模原市議会 前議長の
市職員に対するパワハラ認定

相模原市議会の前の議長が市の職員に対し、威圧的な言動を行っていたとして、市はパワーハラスメントにあたるとする報告をまとめました。これに対し前議長は、「ハラスメントの認識はない」としています。

相模原市議会で議長をつとめていた石川将誠議員について、去年12月、複数の市の職員に威圧的な言動を行っているという告発が寄せられ、市はこれまでに前議長や市職員など30人余りから聞き取り調査を行いました。

その結果、前議長が特定の市職員に対し「視野から消えてください」とか「異動してください邪魔です」などのメッセージを携帯電話のアプリを通じて送っていたことがわかったほか「特定の職員の議長室への出入りを禁止していた」という証言を複数の人が行ったということです。

市はこうした行為がパワーハラスメントにあたると結論づけ、先週、市議会に報告しました。

石川議員は去年12月、一身上の都合を理由に議長を辞職していて、取材に対し「ハラスメントの認識はないが、議会に迷惑をかけているので、所属する会派を離脱した」と話しています。