ソマリアでの爆発物処理支援
4億円余を供与へ

日本の国連代表部は、イスラム過激派組織のテロが相次いでいる東アフリカのソマリアで、爆発物の処理活動を支援するため、国連を通じて4億円余りを供与すると発表しました。

東アフリカのソマリアでは、イスラム過激派組織アッシャバーブがテロを繰り返していて、今月22日の国連安全保障理事会でもスワン国連特使が「去年8月から攻撃を活発化し、ことしに入って新たなピークを迎えている」と述べるなど、治安の悪化が懸念されています。

これに対し、日本の国連代表部は24日、石兼国連大使が現地で地雷除去や爆発物の処理を支援するUNMAS=国連地雷対策サービス部に4億4000万円の無償資金協力を行うことを発表しました。

国連代表部は、ソマリアではアッシャバーブが、IED=即席爆発装置を主要な武器に、多くの市民の命を奪うなど、最大の脅威となっていると指摘したうえで、警察の爆発物処理能力を強化し、ソマリアの長期的な平和と安定の確保を目指すとしています。

日本はこれまで20年以上にわたってUNMASに協力し、ここ数年では、年間8億円以上を拠出する世界3番目の支援国です。

石兼国連大使は、NHKの取材に対し「一人一人の安全と尊厳の確保を目指す『人間の安全保障』の観点から、人々の保護と能力の育成を重要視している」として、協力の意義を強調しています。