河井元法相の弁護団が
5回目の保釈請求

公職選挙法違反の買収の罪に問われ、無罪を主張している河井克行 元法務大臣の弁護団が24日、保釈を請求しました。これまで4回の保釈請求は認められませんでしたが、弁護団は来月にも行われる被告人質問に向けて準備を進めたいとしていて、裁判所が改めて判断することになります。

元法務大臣の河井克行被告(57)は、妻の案里元参議院議員が初当選したおととしの参議院選挙をめぐり、地元議員など100人に2900万円余りを配ったとして、公職選挙法違反の買収の罪に問われ、無罪を主張しています。

元大臣の弁護団は24日の裁判の後、5回目となる保釈請求をしました。

案里元議員の裁判は今月有罪判決が確定しましたが、克行元大臣の裁判では、これまで40回余りの審理で地元議員らの証人尋問の大半が終わり、来月にも最大のヤマ場となる被告人質問が行われる見通しです。

これまで4回の保釈請求は認められませんでしたが、弁護団では証人尋問の大半が終わり、証拠隠滅のおそれが低下したことに加え、被告人質問に向けて準備を進めたいとしていて、東京地方裁判所が改めて判断することになります。