参院広島選挙区 経産省
元官僚の公認申請 自民県連

河井案里氏の当選無効に伴って行われる参議院広島選挙区の再選挙について、自民党広島県連は、地元出身の経済産業省の元課長補佐を公認候補とするよう党本部に申請しました。

公職選挙法違反の買収の罪で有罪判決が確定した河井案里氏の当選無効に伴って、ことし4月に行われる参議院広島選挙区の再選挙について、自民党広島県連は、地元出身で経済産業省の元課長補佐の西田英範氏の擁立を決めています。

広島県連の会長を務める宮沢元経済産業大臣は18日午後、西田氏とともに、自民党本部で二階幹事長や山口選挙対策委員長と相次いで会談し、西田氏の公認を申請しました。

これに対し、二階氏は「選挙は自分の足で票を稼ぐものだ。候補者が必死になれば、みんなが付いてきてくれるので頑張りなさい」と応じ、公認に向けた手続きを進める考えを伝えました。

会談のあと、宮沢氏は記者団に対し「2年前の参議院選挙で、自民党は広島選挙区に2人の候補者を立てて案里氏1人が当選する結果となった。今回は有権者に一丸となって戦う姿を見せなければならない」と述べました。