国家公務員「超過・深夜勤務
縮減が必要」75%が回答

今年度採用された国家公務員の「総合職」へのアンケート調査で、今後、優秀な人材を獲得するには、超過勤務や深夜勤務の縮減が必要だと答えた人が75%に上りました。

アンケート調査は、今年度「キャリア官僚」と呼ばれる国家公務員の「総合職」に採用された新人職員を対象に行われ、全体のおよそ9割に当たる630人余りが回答しました。

それによりますと、志望動機を複数回答で尋ねたところ「公共のために仕事ができる」が66.1%で最も多く、次いで「仕事にやりがいがある」が55.5%などとなりました。

また、今後、優秀な人材の獲得に必要な取り組みを複数回答で尋ねた質問では「職場全体の超過勤務や深夜業務の縮減を図る」が最も多く、前の年の調査から10ポイント以上増えて、75.1%でした。

「キャリア官僚」の採用試験への申し込み者数は、4年連続で減少が続いていて、アンケート調査を行った人事院は「若手の間で働き方改革を求める意識がより強まっている。待機時間が長い国会対応などの業務の在り方も検討していく必要がある」としています。