自民北海道連の会長
吉川元農相後任に橋本五輪相
 

自民党の北海道選出の国会議員が党本部で会合を開き、衆議院議員を辞職した吉川・元農林水産大臣の後任の北海道連の会長に、橋本オリンピック・パラリンピック担当大臣を推すことを決めました。

自民党の吉川元農林水産大臣は22日、みずからの健康状態を理由に、大島衆議院議長あてに議員辞職願を提出し、辞職が許可されました。

吉川氏は、大手鶏卵生産会社の元代表が自身に現金を渡したなどと周囲に説明していることを踏まえ、党に迷惑をかけたくないとして、すでに北海道連の会長を含む党の役職を辞任しています。

これを受けて、自民党の北海道選出の国会議員が22日午後、党本部で会合を開き、吉川氏の後任の道連会長に、橋本オリンピック・パラリンピック担当大臣を推すことを決めました。

今後、党所属の道議会議員も含めた会議を開き、正式に決定することにしています。

会合に出席した橋本大臣は、記者団に対し「重い決断だったと思うが、国会議員は説明責任を果たす役割を持っている。現段階は入院中とのことなので、今後、健康をしっかりと取り戻したうえで、説明責任を果たしてもらいたい」と述べました。

また橋本大臣は、吉川氏の辞職に伴って、来年4月に行われる見通しの衆議院北海道2区の補欠選挙について「支部や党本部の考え方もある。時間はないが候補者選びは慎重に行い、態勢を整えたい」と述べました。