群馬県は、新型コロナウイルスの感染者が急増している県東部の5つの市の飲食店などに対し、今月15日から2週間、営業時間の短縮を要請することを決めました。

群馬県は10日、新型コロナウイルスの対策本部会議を開き、感染者が急増している県東部の太田、伊勢崎、桐生、みどり、館林の、5つの市の飲食店などに対し、特別措置法に基づき営業時間の短縮を要請することを決めました。

対象となるのは、スナックなどの接待を伴う飲食店と居酒屋など、アルコールを提供する飲食店、それにカラオケ店の、合わせておよそ4900店舗だということです。

期間は今月15日から28日までの2週間で、午後10時から午前5時までの間の営業の自粛を要請するということです。

県は要請に基づいて、対象となる2週間すべてで要請に応じた店に限って、1店舗当たり28万円を協力金として支給するとしています。

山本知事は、10日夜開いた臨時の記者会見で「現在の感染状況や、医療提供の体制のほか、年末年始を見据えると、ここでいったん強い制限をかけざるをえないと判断した」と述べました。