米兵器輸出額が増額 日本へ
F35戦闘機輸出も要因

アメリカ政府は、ことし9月までの会計年度に輸出した兵器の総額が前年度をおよそ3%上回って1750億ドルに上ったと公表し、日本向けの戦闘機の輸出が大きな要因だとしています。

アメリカ国務省は4日、去年10月からことし9月末までの会計年度に輸出した兵器や装備品の総額について公表し、前の年度を2.8%上回るおよそ1750億ドル、日本円で18兆円余りにのぼったことを明らかにしました。

国務省のクーパー次官補は記者会見で、日本に最新鋭のステルス戦闘機F35を日本円にして2兆4000億円余りで売却したことに触れ「総額を押し上げた要因の1つであることは間違いない」と指摘しました。

今回公表された総額には、航空自衛隊のF15戦闘機を改修するために行った4600億円余りの契約も含まれているということです。

トランプ政権は国内の雇用創出や貿易赤字削減を目指して兵器や装備品の輸出規制を緩和する措置をとっており、トランプ政権下で外国に売却される兵器などの総額は急増しています。