耳の不自由な人の「電話
リレーサービス」概要は

耳が不自由な人が手話の同時通訳などを介して通話できる国の「電話リレーサービス」について、総務省は来年度のスタートを前に、緊急の通報などを含め24時間対応にするなどサービスの概要をまとめました。

「電話リレーサービス」は、耳の不自由な人がパソコンやスマートフォンで、手話の同時通訳や文字のチャットを介して通話するもので、国が来年度から公共のサービスとして始める計画です。

総務省は1日、サービスの概要について基本的な考え方を公表し、警察や消防などへの緊急通報に対応することや、夜間も含めて24時間、毎日サービスを双方向に提供するとしています。

料金については、固定電話や携帯電話の通話料金と同じ程度の水準とするほか、サービスの水準を保つため通訳者は一定の資格を要件とし、研修などを通じて能力を高めていくとしています。

総務省は今後、この考え方に基づいてサービスを提供する団体などを募集し、来年度の事業開始に向けて準備を進めることにしています。