中国との往来を再開
ビジネス関係者など

新型コロナウイルス対策の入国制限措置を緩和する一環として、政府は、30日から、中国との間で、短期滞在と長期滞在双方のビジネス関係者などの往来を再開させることにしています。

新型コロナウイルス対策の入国制限措置をめぐって、政府は、経済の回復や交流の活発化に向けて、外国人旅行者を除き、段階的に緩和していて、これまでに10の国や地域とビジネス関係者などの往来を再開させています。

政府は、30日から、中国との間でも、先週の日中外相会談での正式合意を受けて、ビジネス関係者などの往来を再開させることにしています。

対象となるのは、出張などの短期滞在者と、駐在員をはじめとした長期滞在者の双方で、こうしたケースはシンガポール、韓国、ベトナムに次いで4例目となります。

茂木外務大臣は記者会見で、「感染拡大の防止に最大限の注意を払いながら国際的な人の往来を再開していくことは極めて重要だ。段階的だが往来の再開を歓迎したい」と述べました。

政府としては、貿易や交流の活発化による経済の回復とともに、中国との関係改善に向けた相互理解の進展につなげていきたい考えです。