柏崎市・刈羽村で原発再稼働
に前向きな現職が当選

東京電力柏崎刈羽原子力発電所が立地する新潟県柏崎市と刈羽村では、15日、市長選挙と村長選挙が行われ、いずれも再稼働に前向きな現職が当選しました。

このうち柏崎市の市長選挙は、原発の再稼働を条件付きで認める現職の桜井雅浩氏が、再稼働に反対する元参議院議員の近藤正道氏をやぶって、2回目の当選を果たしました。

桜井氏は、再稼働をめぐる対応について「私の考えを市民に理解してもらえたと思う。今後、市議会の意見を聞き、花角知事と県議会の判断も見守りたい」と述べました。

また、刈羽村の村長選挙でも、再稼働を容認する現職の品田宏夫氏が新人をやぶり、6回目の当選を果たしました。

柏崎刈羽原子力発電所の7号機について、東京電力は来年6月に営業運転に入れるとする計画を原子力規制委員会に提出していますが、再稼働には地元自治体の同意が必要で、2つの選挙の結果を受けて、今後は花角知事の判断が焦点となります。