病床ひっ迫 1都3県が
「ステージ3」の指標超える

新型コロナウイルスの感染状況について、都道府県ごとの最新データが28日公表されました。「病床のひっ迫具合」では青森県と福島県、それに東京都と沖縄県の1都3県が、2番目に深刻な「ステージ3」の指標を超えました。

政府の分科会は、新型コロナウイルスの感染状況を4つのステージに分類し、このうち、医療提供体制に大きな支障が出ることが懸念される「ステージ3」と、爆発的な感染拡大への備えが必要な「ステージ4」については、目安として具体的な指標を数値で示しています。

28日は都道府県ごとに最新のデータが公表され、このうち『病床のひっ迫具合』では、今月20日の時点で青森県、福島県、東京都、沖縄県の1都3県が「ステージ3」の指標を超えました。

その前の週は該当していなかった青森県と福島県で、新たに指標を超えた一方、大阪府は外れています。

「ステージ4」は、ありませんでした。

また『1週間の陽性者数』は、前回のデータで該当する都道府県はありませんでしたが、今回は沖縄県が今月22日までの1週間に人口10万人当たり15.49人となり、「ステージ3」の指標を超えました。

『PCR検査の陽性率』も前回、該当する都道府県はありませんでしたが、今回は青森県が今月18日までの1週間の平均で10.7%となり、「ステージ3」と「4」の指標を超えています。

脇田隆字座長は、青森県と福島県が新たにステージ3の指標を超えたことについて「クラスターがこれまでになかった地域で発生して、病床がひっ迫する可能性が出てきている。自治体の枠組みを越えた連携に加え、ホテルなどの療養施設を準備することも重要だ」と話しています。