名古屋市 繁華街の飲食店
従業員らに無料PCR検査

繁華街での新型コロナウイルスの感染防止対策を強めるため、名古屋市栄地区の飲食店の従業員などを対象にした無料のPCR検査が始まりました。

名古屋市では繁華街で働く人の新型コロナウイルスの感染が続いていて、市は、感染の広がりを防ごうと28日から3日間、中区に臨時のPCR検査所を設けました。

検査は、栄4丁目と5丁目にある接待を伴う飲食店で働く従業員やこの地区の住民のうち症状はない18歳以上の人が対象で、希望者は事前に予約したうえで無料で検査を受けることができます。

検査所では、外国籍の人も検査を受けやすいように英語などでの案内も示され、保健センターの職員が訪れた人たちの鼻から検体を採取していました。

名古屋市が繁華街を対象に大規模なPCR検査を無料で行うのは初めてで、28日正午までに、すでにおよそ270人が予約をしているということです。

名古屋市中保健センターの萩野下進保健管理課長は「今回はテントを設置したが、今後は小型のバスを活用した移動式の検査所も運用し、ほかの地域でも検査の実施を検討したい」と話しています。