看護師志望学生への修学資金
1億4千万円回収困難 千葉

千葉県が看護師などを目指す学生に貸し付けた修学資金、およそ1億4千万円が返還されないまま、回収が難しくなっていることがわかりました。

これは7日、千葉県議会の委員会の質疑で明らかになったものです。

千葉県では看護師や保健師などが不足しているため、看護学校などで学ぶための修学資金を貸し付けていて、一定期間県内の特定の地域で勤務すれば、返還が免除されることになっています。

しかし、ことし5月時点のまとめでは、昭和47年度から平成23年度までの39年間におよそ400人に貸し付けられた1億4千万円あまりが、免除の条件を満たしていないにも関わらず返還されないままで、回収が難しくなっているということです。

県は、返還に関する手続きが行われなかったケースについて十分確認しないまま放置していたためだとしています。

同時期に貸し付けられた6200万円あまりについては、まだ民法上の時効を迎えていないことから、県は今後弁護士に依頼するなどして回収を進めていくということです。

千葉県医療整備課は「貸付期間が終わった際に県から連絡をして、適切な事務処理ができるよう条例を改正するなど対策を進めている。再発防止に努めたい」と話しています。