国勢調査 回答率は50%余
再訪問で協力呼びかけへ

今回の国勢調査は、7日が回答の提出期限でしたが、回答率は50%余りにとどまっています。このため、回答していない世帯に調査員が再び訪問して、協力を呼びかけることにしています。

国勢調査は、日本の人口や世帯の実態などを把握するために5年に1度、日本に住むすべての人を対象に行われるもので、法律で回答が義務づけられています。

今回は、7日が回答の提出期限でしたが、総務省によりますと、6日の時点で回答率は53.1%で、前回の調査の同じ時期に比べて1.3ポイント低くなっています。

前回は、提出期限のあとに回答がなかった世帯を調査員が再び訪問して調査票を回収するなどした結果、最終的な回答率は86.9%となりました。

このため、今回も調査員が再び訪問して協力を呼びかけることにしていますが、新型コロナウイルスの感染を防ぐため面会は控え、インターフォン越しの要請や文書の投かんなどにとどめる方針です。

また、インターネットや郵便での回答も当面受け付けることにしています。

総務省は、「回答率が低いと調査の精度に影響が出るので、回答をお願いしたい」と話しています。