甘利税制調査会長の
続投固まる 自民役員

自民党の役員人事で、麻生派の甘利明・税制調査会長の続投が固まりました。

甘利氏は、衆議院神奈川13区選出の当選12回で、71歳。

経済産業大臣や自民党の政務調査会長などを歴任し、第2次安倍内閣で経済再生担当大臣としてTPP=環太平洋パートナーシップ協定の交渉の取りまとめなどに尽力しました。

その後、党の選挙対策委員長を経て、去年9月からは税制調査会長を務めています。

菅総理大臣としては、来年度の税制改正で、新型コロナウイルスの感染拡大で影響が出た事業者に対する支援策や、みずからが重視するデジタル化に向けて、企業への税制優遇のあり方などが焦点となることから、税制をはじめ、幅広い政策に精通する甘利氏の続投を決めたものとみられます。

一方、二階幹事長を支える幹事長代理には、続投が固まっている二階派の林幹雄氏に加え、細田派の柴山昌彦・元文部科学大臣の起用が固まりました。