共産 総理大臣指名選挙は
立民 枝野代表に投票決める

共産党は衆参両院の本会議で行われる総理大臣指名選挙で、立憲民主党の枝野代表に投票することを決めました。共産党が総理大臣指名選挙で、ほかの党の党首に票を投じるのは、1998年以来のことです。

15日結党した合流新党の立憲民主党は、今後の野党連携の強化に向けて、16日衆参両院の本会議で行われる総理大臣の指名選挙で、枝野代表に投票するようほかの野党に呼びかけてきました。

これを受け共産党の志位委員長らは16日、国会内で立憲民主党の枝野代表と面会し「わが党としては、自公政権にかわる『野党連合政権』をつくる意思表示として、きょうの総理大臣指名選挙では、枝野氏に投じる」と伝えました。

これに対し立憲民主党の枝野代表は「大変光栄だ。国会の内外で、今の政権の問題点を訴え、政権交代を成し遂げなければならず、しっかりと連携させてもらいたい」と応じました。

共産党によりますと共産党が総理大臣の指名選挙で、ほかの野党の党首に投票するのは、1998年に民主党の菅直人代表に票を投じた時以来だということです。