近の安倍首相は

新型コロナウイルスで国内初の感染者が確認されたことし1月16日、政府は、総理大臣官邸の危機管理センターに「情報連絡室」を設置。

安倍総理大臣は、1月26日以降、週末や祝日も官邸や公邸に入り、菅官房長官、西村経済再生担当大臣、加藤厚生労働大臣をはじめ、関係省庁の幹部らと対応を協議するなど、執務を続けました。

その後、感染が拡大し、政府は、4月7日に東京など7都府県を対象に法律に基づく緊急事態宣言を出し、16日、対象地域を全国に拡大しました。

緊急事態宣言は、翌5月の25日に、およそ1か月半ぶりに解除されましたが、安倍総理大臣の執務は続き、宣言解除から4週間近くが経過した6月21日、およそ5か月ぶりに東京都内の自宅で過ごしました。

この間、147日連続で執務にあたったことになります。

その後、7月には一連の豪雨災害の対応にあたりました。

8月16日からの休暇までのおよそ2か月間では、執務にあたらなかったのは7日間でした。

休暇の前日15日には、自宅で麻生副総理兼財務大臣とおよそ1時間会談しました。

安倍総理大臣は、例年8月には夏季休暇をとって、山梨県内の別荘で過ごすなどしていますが、ことしは、都内の自宅で過ごし、17日には、新宿区にある慶応大学病院で日帰りの検診を受けました。

秘書官は「休み明けの体調管理に万全を期すために受診した」としたほか、病院関係者は、6月中旬に受けた人間ドックの追加検査だと説明していました。

19日に、安倍総理大臣は公務を再開させ、「体調管理に万全を期すために、検査を受けた。これから再び仕事に復帰して頑張っていきたい」と述べていました。

そして、今週24日にも、再び慶応大学病院を訪れ、およそ3時間半滞在したあと、「17日の検査の結果を詳しくうかがい、追加的な検査を行った。体調管理に万全を期して、これから仕事を頑張りたい」と述べていました。

翌25日からは、午前中に総理大臣官邸に入り、閣議への出席や、新型コロナウイルスの感染状況に関する報告を受けるなど、通常どおり、執務にあたっていました。