収資金」の現金に
秋元議員の指紋か

IR・統合型リゾート施設の汚職事件をめぐる証人買収事件で、贈賄側に提示された買収資金とみられる現金が東京地検特捜部に押収され、秋元司衆議院議員の指紋が検出されていたことが関係者への取材で分かりました。特捜部は秋元議員の関与を示す有力な証拠とみて実態解明を進めているものとみられます。

衆議院議員の秋元司容疑者(48)は、IRの汚職事件をめぐっていずれも会社役員の淡路明人容疑者(54)や佐藤文彦容疑者(50)と共謀し、贈賄側の中国企業元顧問の紺野昌彦被告(48)に裁判でうその証言をする報酬として現金2000万円を渡そうとしたなどとして、組織犯罪処罰法違反の証人等買収の疑いが持たれています。

関係者によりますと、紺野元顧問と実際に面会して偽証を働きかけたのは佐藤役員で、ことし7月の面会の際には現金2000万円を持参し、紺野元顧問は現金をいったん受け取ったあと、佐藤役員に返却したということです。

そして佐藤役員が逮捕された際の関係先の捜索で、この買収資金とみられる現金が東京地検特捜部に押収され、その一部から秋元議員の指紋が検出されたということです。

特捜部の調べに対し、淡路役員は「贈賄側に渡そうとした現金のうち1000万円は秋元議員が用意した」と供述しているということで、特捜部は、現金に残されていた指紋は秋元議員の証人買収への関与を示す有力な証拠とみて、実態解明を進めているものとみられます。

秋元議員は逮捕前の取材に対し「証人買収のことは全く知らない」などと容疑を全面的に否定しています。