知県 名古屋のホテルを
借り上げ療養施設開設へ

新型コロナウイルスの感染が、名古屋市内で急速に広がっていることから、愛知県の大村知事は、およそ800の客室がある名古屋駅近くのビジネスホテルを借り上げて、今月7日にも、軽症の感染者などの療養施設を開設すると発表しました。

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、愛知県は、先月上旬にいったん閉鎖した軽症の感染者などの療養施設を、28日、東浦町に改めて開設しました。

こうした中、大村知事は3日の記者会見で「県内の感染者のおよそ6割が名古屋市内であり、名古屋市内に療養施設を用意することの必要性が高い」と述べ、今月7日にも、名古屋市に県内で2か所目となる療養施設を開設すると発表しました。

この療養施設は、県がおよそ800の客室がある名古屋駅近くのビジネスホテル「東横INN 名古屋名駅南」を1棟まるごと借り上げて設けるということです。

愛知県は、療養施設をさらに増やす方向で準備を進めたいとしています。

一方、大村知事は、お盆の期間中、帰省などでが移動が増えることについて、「今のような大変厳しい感染状況であれば、不要不急の行動や移動の自粛を何らかの形でお願いしていくことになるかと思う」と述べ、今週後半にかけて検討を進め、県民に対して、何らかの呼びかけを行う考えを示しました。