ジネスでの海外渡航者
検査 予約システム導入へ

アジア各地などとの往来を再び本格化させるのを前に、ビジネスで海外に渡航する人を対象としたPCR検査の予約システムが、9月末にも導入される見通しになりました。

政府は中国、タイ、ベトナムなど16の国や地域との間で、ビジネス関係者らの入国を相互に認めるための協議を進めていますが、こうした国や地域では、入国者に対して一定期間の隔離をしない代わりに、PCR検査の結果が陰性である証明書の提出を求めるケースが多いということです。

このため政府は、海外に渡航する前に速やかにPCR検査を受けられるよう、最寄りの医療機関を予約できるシステムを9月末にも導入する方向で準備を進めています。

経済産業省によりますと、ビジネスでの渡航者向けにPCR検査を実施できる人数は、現在全国で一日数百人程度にとどまり、本格的な往来の再開に向けて国内での検査体制の拡充が課題となります。

政府は予約システムに登録する医療機関を広く募集するとともに、空港内などに検査施設を設けることも検討することにしています。