索データでみる都知事選
「新型コロナ」「五輪・パラ」

今回の東京都知事選挙で主な争点となった「新型コロナウイルス」と「東京オリンピック・パラリンピック」について、ネットの利用者はどのようなことを知りたがったか、インターネット大手ヤフーの検索データをもとに分析しました。

新型コロナは「いつまで続く」

分析に使ったのは東京都内のヤフーのユーザーが先月1日から都知事選の投票日前日、今月4日までのおよそ1か月間に検索したデータです。「新型コロナウイルス」や「東京オリンピック・パラリンピック」とともに検索されたワードの数や内容を分析しました。

このうち「新型コロナウイルス」については、都が「東京アラート」を出した6月2日には「給付金」や「休業補償」など経済活動に関連したワードの検索が目立ちました。

その後、感染者の数が100人を超えた7月2日以降に多く検索されたワードをみると「感染者」や「抗体検査」など医療に関することを詳しく知りたいユーザーが多くなっています。

1か月の間の検索では「いつまで続く」というワードも多く、感染拡大の先行きが見えないことへの不安もうかがえます。

オリンピック・パラリンピックは「中止」や「チケット」

一方「オリンピック・パラリンピック」について最も多く検索されたワードは「中止」で、そのほかに「チケット」や「払い戻し」というワードも多くなっています。

今回の都知事選で大会の「中止」を公約に掲げる候補者もいた中で、ネットのユーザーの間でも大会の見通しについての検索が多かったほか、すでに購入したチケットの取り扱いについての関心の高いことがうかがえます。